ピアノが上手くなるための王道コース
ピアノを習っているけれど、なかなか上手くならない。
「曲は弾けるようになってきたけれど、指が思うように動かない」
「楽譜を読むのに時間がかかる」
「少し難しい曲になると、急に弾けなくなってしまう」
そんなことはありませんか?
ピアノが上手くなるためには、曲を練習するだけではなく、ピアノを弾くための基礎を身につけていくことが大切です。
そこで、ピアノの基礎を身につけるための王道ともいえる教材が、
ハノン・ツェルニー・ブルグミュラー



です。ピアノ経験がある方は必ず通る教本ではないでしょうか?
この3つは、それぞれ役割が違います。
今回は、私がレッスンで実際にどのように説明しているのかも交えながら、この3つの教材についてお話しします。
ハノンは「指の修行」
まずは「ハノン」
ハノンは、指を機械的に、一定のテンポで動かすための練習です。
同じような音型を繰り返しながら、指を一本ずつしっかり動かしていきます。
私の教室では、ハノンのことをよく**「修行」**と言っています。
ピアノを上手く演奏するためには、指を自分の思い通りに動かす力が必要です。
今何番の指かな?指の形はどうかな?などリズム変奏も入っているので様々なリズムを一定に演奏する練習にもなります。
曲ではない規則的はこの繰り返しが、ピアノを弾くための基礎になっていきます。
「指をもっと自由に動かしたい」
「音をそろえて弾きたい」
というときにも、まずは指そのものを動かす力が必要になります。
ハノンは、そんな指の基礎を作るための教材です。
ツェルニーは「ハノンの曲バージョン」
次は「ツェルニー」。
私は子どもたちに、ツェルニーを**「ハノンの曲バージョン」**と説明しています。
ハノンと同じように、指を動かすための練習がたくさん出てきますがツェルニーはハノンよりも「曲」らしい形になっています。
「なんでここ、この指番号なの?」
と思うような指番号が出てきたり、同じリズムが何度も繰り返されたり、同じ音の繰り返しと思いきや、実は一音だけ違ったり…
でも、こうした練習にはちゃんと意味があります。
指を動かす練習になるだけではなく、楽譜を読む練習にもなるからです。
楽譜を見て、
「次はこの音」
「この指で弾く」
「このリズムだ」
と考えながら指を動かしていきます。
ピアノが上達して曲が難しくなってくると、楽譜を見て自分で音楽を作っていく力が必要になります。
そのためにも、日頃から楽譜を読みながら指を動かす練習をしておくことが大切です。
ブルグミュラーは「表現力、雰囲気作りの練習」
そして、ハノン・ツェルニーで指を動かす技術を身につけたら、次は「どのような雰囲気で演奏するか」ということが大切になってきます。
そこで登場するのが「ブルグミュラー」です。
ブルグミュラーは、表現力を身につけるための教材です。
ハノンやツェルニーでは、指を動かすことや楽譜を読むことが中心でした。
フォルテ(強く)やピアノ(弱く)などの強弱記号も出てきますが、新しく音楽用語が登場してきます。例えば軽やかという意味の**leggiero(レッジェーロ)**という音楽用語などです。
このように、単純に「強く弾く」「弱く弾く」というだけではなく、どのような雰囲気で演奏してほしいのかを示す音楽用語が登場します。
ブルグミュラーは新しく登場し始める音楽用語をどのような雰囲気なのか捉えやすい曲調の曲がぎっしり詰まっているので、わかりやすいです。
楽譜に書かれている音を正しく弾くだけではなく、
「この曲はどんな曲なんだろう?」
「どんな音で弾いたら、この曲らしくなるんだろう?」
と考えるようになる。
これが、ピアノを「音楽として弾く」ための大切な一歩になります。
ハノン・ツェルニー・ブルグミュラーには、それぞれ役割がある
ここまでを簡単にまとめると、
ハノン → 指を動かすための基礎
ツェルニー → 指を動かしながら楽譜を読む練習
ブルグミュラー → 身につけた技術を使って表現する練習
というイメージです。
どれもピアノを弾くために必要な力ですが、役割は同じではありません。
指を動かす力。
楽譜を読む力。
そして、音楽を表現する力。
これらを少しずつ身につけていくことで、難しい曲にも挑戦できる力がついていきます。
好きな曲だけを弾いていてはダメなの?
もちろん、好きな曲を弾くこともとても大切です。
「この曲が弾きたい!」
という気持ちは、ピアノを続けていくうえで大きな力になります。
「この曲のここだけ指が動かない」
という場合は、その曲のその部分を何度も練習することも必要ですが、そもそも指を動かす力が足りなければ、別の曲でも同じように苦労するかもしれません。
だからこそ、普段の練習で基礎を作っておくことが大切です。
子どものピアノ練習についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています♪
弾きたい曲を弾けるようになるためにも、基礎が必要。
これは、ピアノを長く続けていくうえで、とても大切なことだと思っています。
3つの教材の黄金バランス
ピアノが上手くなるために、いきなり難しい曲ばかり練習する必要はありません。
まずは、
指を動かす。
↓
楽譜を読む。
↓
その技術を使って音楽を表現する。
こうやって一つずつ力を身につけていくことが大切です。
ハノン、ツェルニー、ブルグミュラーは、それぞれ違った役割を持ちながら、この流れを作ってくれる教材です。
もちろん、全員が同じ教材を同じペースで進めればいいわけではありません。
年齢やレベル、得意なこと・苦手なこと、そしてどんなピアノが弾けるようになりたいのかによって、必要な練習は変わります。
大切なのは、教材をただ「こなす」ことではなく、
「この練習は、何のためにやっているんだろう?」
と考えながら取り組むこと。
そうやって基礎を積み重ねていくことが、ピアノが上手くなるための王道なのだと思います。
Mikikoピアノ教室では、一人ひとりに合わせてレッスンしています
Mikikoピアノ教室では、年齢やレベル、得意・不得意に合わせて教材を選びながらレッスンしています。
基礎を大切にしながら、好きな曲にも挑戦し、「弾けた!」という経験を積み重ねていきます。
一歩ずつ一緒に頑張っていきましょう♪
教室には、鶴見区、北寺尾、東寺尾、鶴見市場、末吉、尻手、川崎市幸区、菊名、岸根などから生徒さんが通ってくださっています。

